🚀初心者向けNext.js入門ガイド:React開発をもっと簡単に楽しく!
はじめに:Next.jsってなに?なぜ注目されているの?
Webサイトやアプリを作るとき、「もっと効率よく開発できたらいいのに」「検索に強いサイトにしたい」と感じたことはありませんか?
そんなときにおすすめなのが、**Next.js(ネクストジェイエス)**です。Next.jsは、Reactという人気のJavaScriptライブラリをベースにしたフレームワークで、初心者でも比較的簡単に使えるように設計されています。
この記事では、プログラミング初心者の方に向けて、Next.jsの魅力や始め方、使い方をわかりやすく丁寧に解説します。
✅ Next.jsとは?超ざっくり解説
Next.js(ネクストジェイエス)は、Reactをより便利に使えるようにするツールです。Reactだけでは少し面倒な部分(ルーティング、SEO対策、データ取得など)を、自動でやってくれるのが特徴です。
Next.jsでできること(一部)
- URLに合わせたページの自動表示(ルーティング)
- SEOに強いサーバーサイドレンダリング(SSR)
- 静的なWebページの自動生成(SSG)
- バックエンド(API)も一部実装できる
- ページの表示速度を最適化
「何のことかまだよくわからない...」という方も大丈夫!このあと順番に説明していきます。
🔧 Next.jsの始め方:インストールと初期設定
Next.jsは、以下の3ステップで簡単に始められます。
【ステップ1】プロジェクトの作成
まず、ターミナル(コマンド入力画面)で以下のコマンドを入力します:
npx create-next-app@latest my-next-app
これで「my-next-app」という名前のフォルダにNext.jsの初期設定が自動で作られます。
【ステップ2】プロジェクトのフォルダに移動
cd my-next-app
【ステップ3】開発サーバーを起動
npm run dev
ブラウザで http://localhost:3000
を開くと、Next.jsのトップページが表示されます!
📁 ディレクトリ構成とルーティングの仕組み
Next.jsでは、pages
フォルダの中にファイルを作るだけで、URLに対応したページが自動で表示されます。
例:
/pages
├── index.tsx → http://localhost:3000/
└── about.tsx → http://localhost:3000/about
これは「ファイルベースルーティング」と呼ばれ、初心者にとって非常に便利な仕組みです。
🌐 サーバーサイドレンダリング(SSR)と静的サイト生成(SSG)ってなに?
ちょっと難しそうに聞こえますが、実はそんなに複雑ではありません。
🖥 SSR(Server Side Rendering)
ページを表示するたびに、サーバーでデータを取得して表示します。
export async function getServerSideProps() {
const res = await fetch("https://api.example.com/data");
const data = await res.json();
return { props: { data } };
}
📄 SSG(Static Site Generation)
ページを「ビルド時(公開前)」に作っておく方法です。
export async function getStaticProps() {
const res = await fetch("https://api.example.com/data");
const data = await res.json();
return { props: { data } };
}
SSGは、表示が速くなりやすく、サーバー負荷も減るというメリットがあります。
🔌 APIルート:Next.jsだけでバックエンドも作れる!
Next.jsでは、pages/api
フォルダを使うことで簡単にAPI(データのやり取り部分)を作ることができます。
// pages/api/hello.ts
export default function handler(req, res) {
res.status(200).json({ message: "Hello from API!" });
}
これで http://localhost:3000/api/hello
にアクセスすると、JSON形式のデータが返ってきます。
📦 その他の便利な機能まとめ
Next.jsには、他にもたくさん便利な機能があります。
- ✅ TypeScriptにすぐ対応可能
- ✅ 画像を自動で最適化(
next/image
) - ✅ CSS ModulesやTailwind CSSなどのスタイリングが簡単
- ✅ ISR(インクリメンタル静的再生成)で定期的にページを自動更新
これらの機能をうまく使えば、プロっぽいWebサイトを短期間で作ることもできます!
📈 Next.jsはこんな人におすすめ!
- Web制作をこれから始めたい初心者の方
- Reactを学んだあと、さらに実践的な開発がしたい人
- SEOを意識したブログや企業サイトを作りたい人
- データ取得やバックエンドにもチャレンジしたい人
🔜 次回予告:実際にポートフォリオサイトを作ってみよう!
次回の記事では、Next.jsを使ってシンプルなポートフォリオサイトを一緒に作ってみます。実際のコード付きで、初心者でも楽しく作れる内容にしていく予定です!
📚 まとめ:Next.jsでReact開発をレベルアップ!
Next.jsは、Reactの知識が少しあれば誰でも始められる、非常に強力で便利なフレームワークです。
- セットアップが簡単
- ページ作成やルーティングが直感的
- SEOや表示速度に強い
- バックエンドの実装も可能
これからWeb開発を学びたい初心者の方にも、Next.jsはとてもおすすめです!