第1回Python解説 入門編!

Python は、初心者でも学びやすく、様々な分野で活用できる人気のプログラミング言語です。この記事では、Python のインストールからクラスとオブジェクトの概念まで、丁寧に解説します。

1. Python のインストール

まず、Python を使えるようにするために、自分のパソコンに Python をインストールしましょう。

  1. 公式サイトへアクセス: Python の公式サイト (https://www.python.org/) にアクセスします。
  2. ダウンロード: ダウンロードページから、自分のパソコンの OS (Windows, macOS, Linux など) に合った最新版の Python をダウンロードします。
  3. インストール: ダウンロードしたインストーラーを実行し、指示に従ってインストールを進めます。
    • Windows の場合: インストール時に「Add Python to PATH」にチェックを入れると、コマンドプロンプトから Python を実行できるようになります。
    • macOS の場合: インストーラーの指示に従ってインストールを進めます。
    • Linux の場合: 各ディストリビューションのパッケージマネージャー (apt, yum など) を使ってインストールします。
  4. バージョン確認: インストールが終わったら、ターミナル (コマンドプロンプト) を開いて python --version と入力し、Python のバージョンが表示されればインストール成功です。

2. Python の基本

Python をインストールしたら、早速 Python プログラミングを始めましょう。

2.1. 変数とデータ型

変数とは、データを一時的に保存しておくためのものです。Python では、変数に様々な種類のデータ (データ型) を格納できます。

Python

name = "太郎"  # 文字列型
age = 20  # 整数型
height = 1.75  # 浮動小数点数型

print(name)  # 太郎
print(age)  # 20
print(height)  # 1.75

2.2. 演算子

演算子とは、データを操作するための記号です。Python では、四則演算や比較演算など、様々な種類の演算子があります。

Python

x = 10
y = 3

print(x + y)  # 13 (足し算)
print(x - y)  # 7 (引き算)
print(x * y)  # 30 (掛け算)
print(x / y)  # 3.333... (割り算)
print(x > y)  # True (比較演算子)

2.3. 制御構造

制御構造とは、プログラムの実行順序を制御するためのものです。Python では、if 文や for 文などがあります。

Python

age = 20
if age >= 18:
    print("成人です")  # 条件が真の場合に実行される
else:
    print("未成年です")  # 条件が偽の場合に実行される

for i in range(5):
    print(i)  # 0, 1, 2, 3, 4 (繰り返し処理)

2.4. 関数

関数とは、特定の処理をまとめたものです。関数を使うことで、コードの再利用性が高まります。

Python

def greet(name):
    print("こんにちは、" + name + "さん!")

greet("太郎")  # こんにちは、太郎さん!

3. クラスとオブジェクト

3.1. クラスとは

クラスとは、オブジェクトの設計図のようなものです。クラスには、オブジェクトが持つべきデータ (属性) と、オブジェクトが行うべき処理 (メソッド) が定義されています。

Python

class Dog:  # Dog というクラス
    def __init__(self, name, breed):  # コンストラクタ (オブジェクト作成時に実行される処理)
        self.name = name  # 名前属性
        self.breed = breed  # 犬種属性

    def bark(self):  # 吠えるメソッド
        print("ワン!")

3.2. オブジェクトとは

オブジェクトとは、クラスを元に作られた実体です。オブジェクトは、クラスで定義された属性とメソッドを持ちます。

Python

dog = Dog("ポチ", "柴犬")  # Dog クラスから dog というオブジェクトを作成

print(dog.name)  # ポチ (名前属性)
print(dog.breed)  # 柴犬 (犬種属性)

dog.bark()  # ワン! (吠えるメソッド)

まとめ

この記事では、Python のインストールからクラスとオブジェクトの概念までを解説しました。Python は、プログラミング初心者でも学びやすく、様々な分野で活用できる言語です。ぜひ Python をマスターして、あなたのアイデアを形にしてみてください。

参考資料

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